オススメな映画のお話。
アメリカに住んでて、違う言葉の中で生活していると常に感じるのは意思疎通の難しさ。そりゃ意思疎通は難しいに決まってる。だって、同じ日本に住む日本人同士だって苦労してるんだから。
外国に住んでるとよく「言葉の壁」という言葉を耳にする。確かに、それを感じることはあるけれど、行き着くところは、言語の違いが問題なんじゃなくて、人通しの意思疎通の難しさが問題なんだって思う。先に書いたみたいに、同じ日本人同士、アメリカ人同士だってみんなコミュニケーションには苦労してる。
だから、僕は英語という言葉の壁を気にしない。「日本語で話せばもっと分かり合えるのに」なんてのは、言い訳だって思うようにしてるんだ。まあ、そうじゃないと毎日外国で仕事なんてやってられないよって思う気持ちがあるからなんだけど。
そんなことを考えたりするときに思い出すのがこの映画、「ロスト・イン・トランスレーション (Lost In Translation)」。アメリカ映画なんだけど、全編日本で撮られてる。
ストーリーは、アメリカで人気の俳優が、日本のCM撮影のために来日したところから始まる。CMスタジオでは日本人の監督が日本語でいろーんなことを説明してくる。でも、通訳の言葉はとてもシンプル。どう考えてもそんな短い言葉で説明できるような内容じゃないことは明らか。難しい環境の中、なんとか仕事をこなす主人公。
そんな折、滞在中のホテルで同じようにアメリカから来た女性に会う。お互いの日本に来た目的は違うけれど、何か惹かれあう…。そんなお話。
「時々仕事でアメリカ人を日本に連れて行ったりするけど、みんなこんなこと感じてるのかなあ」なんて思ったり、逆に自分が外国人としてアメリカにいる環境に照らし合わせたりすることもあって、それぞれの登場人物の心の動きをとっても身近に感じたりして。何か「じーん」とあったかい気持ちにしてくれる映画です。
ビル・マーレイ演ずるボブ・ハリスのサントリーのTV CMや、あちこちに出てくる日本の風景、そして藤井隆の好演技も光ってて、見所もいっぱい。監督は名匠フランシス・F・コッポラの娘ソフィア・コッポラ。
アメリカだけでなく、日本でもDVDレンタルやってると思うので、よかったらぜひ一度観てみて。オススメです。
と・こ・ろ・で
この映画のタイトル、直訳すると「翻訳で失われたもの」となるんだけど、そういう意味では、下の記事はまさに Lost In Translation といえるよね。
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